友達の東京公演を見て、人は何故、演技するのだろうか、と思った。
私の先生(声のWS講師)は言う。
『みんな日常生活で自分でないものを演じている。
でも舞台には本当の自分がある。誰かの姿を借りているかもしれないけど、まさに自分なんだ。
だから舞台で自分を取り戻しているんだ』
舞台が真実・・・まあ、すべてそうともいえないけど、日常を地でやっている人もいるだろうし・・・
でも営業マンとか、自分を作らないと生きていけない人も多いと思う。
私は25年ぶりぐらいに舞台に立った。
上手にやることに精一杯で、自分をやる!という余裕がなかった気がする。
友達の公演は、ワークショップで1年共に勉強してきた40歳以上の方達の修了公演で、
いわば発表会とも言える。お金とって見せようというものでない。
そんな公演を成功させようと一生懸命な姿は、商業演劇とは全く違う、心打つものがある。
それで、何故人々は演技するのか、という疑問が湧いたのだった!