【詩で語る1】『ハレロヤ』はこんな芝居だ!?

わたしのあこがれは
白い雲にかくされ
やがて
黒い雲におおわれていく

あなたのあこがれは
できるだけ
青い色を保てるよう
ひと筋の雲も生まれないよう

わたしのあこがれは
水分を望む者たちによって
一粒の雨
一振りの雨と化し

きっとあなたのあこがれは
エメラルドグリーンのまま
空にぽっかり穴が空いたかのごとく

その穴が遠のいて
小さくなったとしても
エメラルドグリーンの光

わたしのあこがれは
川を氾濫させるごとく
沈んだ、よどんだ色と変化(へんげ)しても

あなたのあこがれは
開かずの間に保管され
決して葬られることなく

わたしはただただ祈る
あなたのあこがれのために。


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