『ふたつの祖国、ひとつの愛』

思っていたのと違い、ドキュメントタッチの映画だった。
ドキュメンタリー映画は苦手だが
この作品は、映像の撮り方に惹かれて、面白いアングルで楽しめた。

現在もご存命である画家の山本方子さんが昔を語る映画
息子さんが優しく世話する様子も映されていた。
戦争で離れ離れになった夫、韓国の画家イ・ジュンソプ(死後、名声が上がる)
の残した絵を観ながら92歳の方子さんの目から涙がちらり
再婚もしないで、一筋というか、って語る。。。

愛は、国籍は関係なく 存在するのだ
皆、同じ人間、何も違いはない・・・

戦争の中、周囲に反対されても観光へ渡り、夫のいる韓国へ渡った方子さん。
その凄まじさは映画には表れない
淡々とストーリーが流れるだけ、事実が語られるだけ・・・

そしてまた日本へ戻り、夫は日本へ行くことができないまま
栄養失調で39歳で亡くなる。。。

この映画で面白かったのはストーリーというより
何のことない路地裏とか、斜めの風景とか。。。
そんな映像たちだった。
それがまた物語を味付けいていたんだと思う。。。



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『ふたつの祖国、ひとつの愛』
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