東南アジアの現代美術展 サンシャワー

夏に興味を持っていたのだが行きそびれ、TV日曜美術館で放送されていたのを見たら、やはり見に行きたくなった。
新国立美術館と森美術館共通チケットを買ってじっくり観覧した。しかし、もっともっと時間が必要だった。細かく見たら倍の時間はかかるだろう。
作品の数々は大変ダイナミック。そして、映像作品がやたらにある。
作品を見るにあたっては、普通の美術展を見るよりも労力が要る。というのも作品がどのようにして生み出されたか、という事まで考えさせられるからだ。
植民地支配から自由になって創造されたものは、それまでの生活を思わせるもの、解放され大胆に創作されたもの、それぞれ歴史を知らずして作品を見ることができない。ただ素晴らしい作品だ!と頷くだけでは済まされない。勉強の必要性を強く感じた。
そして観覧者の外国人、特に欧米系の人たちが何を見つめるか、というのを眺めることができたのも興味深く良かった。
ベトナムの作品では戦闘機の椅子がアートに使われていた。インドネシアのひたすら同じような線を描く作品には草間彌生を思わせたり。。。フィリピンの無数の色とりどりの風鈴の作品には人々の願いが込められている。台風・地震など災害の多い国の願い。
国立新美術館の建物もダイナミックで面白く、そこから森美術館へ歩く道にはレトロ感もあって、その帰りは六本木トンネルをくぐるなど
楽しい体験もした。!!
東南アジアの現代美術展 サンシャワー
リー・ウエン(奇妙な果実)


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